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日産・GT-R R35: Nismo ニュルブルクリンク

This page is about the 3-5 wrapped R35 GT-R Nismo / N-Attack prototypes which attempted to beat the volume production car record at the Nürburgring race track. The yellow stripe car BN 06123 is the car that completed the record driven by Michael Krumm, however for some reason in the photo below either the stripes or the licence plates have been switched. 

The yellow striped BN 06123 set the record with a 7 minutes 8.679 seconds lap time.

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    Plate GT-R Nismo Prototype Colour  Info
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    Plate GT-R Nismo Prototype Colour  Info

Note: BN 06704 and SU 06145 may be the same cars as BN 06123 and BN 06120 respectively, but with different registration. Because these were all development vehicles, they changed over time from standard looking R35 GT-Rs, to Nismo, and some on to N-Attack specification.

 

Nismo ニュルブルクリンク プレスリリース #1

プレスリリース

2013/11/18
NISSAN GT-R NISMOニュルブルクリンクでその速さを証明

東京モーターショー前日の発表会で、世界初披露の「NISSAN GT-R NISMO」はステージ上でライトに照らされ、カメラのフラッシュを浴びています。しかし、「NISSAN GT-R NISMO」(NISMO専用オプションパック*1装着車)が、世界で最も過酷な路面状況で知られるニュルブルクリンク北コースで最高記録を打ち立てることになったのは9月のじめじめとした月曜の午後のことでした。


「NISSAN GT-R NISMO」(NISMO専用オプションパック装着車)

9月30日、この名高いレーストラックで、「NISSAN GT-R NISMO」*2を4人の精鋭ドライバーが走りました。目標は、この「NISSAN GT-R」でニュルブルクリンク量産車最速ラップを記録することです。

北コースが閉まる12分前の午後4時48分。雨が降り始める5分前。4人のドライバーの最後のひとりが、彼のその日の最後の走りで、最速ラップの7分8秒679を記録しました。

なぜニュルブルクリンクなのか?
ある意味では、この最高のラップタイムはGT-Rが、1988年に「R32型スカイラインGT-R」で初めてニュルブルクリンクで実験を開始してから現在までの24年間の集大成でもありました。最初の実験以来、伝説的なGT-Rバッジをつけた全てのクルマはこのコースでその力を証明してきました。そして市場で高い評価を受けてきたのです。

この新しい「NISSAN GT-R NISMO」がNISMOブランドのフラッグシップとして考え出されたとき、チームは、まずこのクルマは、モーターショーで最終的なデザインを公開する前に、最高のクルマとしての評価を得なければいけないという意見で一致しました。2つの大陸において、東京モーターショーとロサンゼルスオートショーで同じ日の公開に向けての準備が進められており、日産とNISMOのエンジニアたちは、ニュルブルクリンクで性能確認をするためのプロトタイプを作りました。

日産自動車の商品企画・ブランド戦略担当の副社長であるアンディ・パーマーは以下のように述べています。「ニュルブルクリンクで素晴らしいラップタイムを出すことは、トップパフォーマンスカーの信頼に不可欠な要素なのです。7分ちょっとの記録を出すクルマのほとんどは、人の手で組み立てられた非常に高価なスーパーカーです。私たちは、それらのクルマの大部分よりも優れたクルマを作りました。これはかなりすごいことだと思っています。その価値を考えると、日産に近づけるメーカーはいないでしょう。それこそが、ニッサンブランドが体現する『新しい発想ですべての人にワクワクを』なのです。」

パーマーは、「GT-R」というイニシャルは特別なのだと言います。「『GT-R』はグラン・ツーリスモ・レーシングの意味です。『GT』は、4つの座席、長距離を快適に速く走るということです。『R』は、サーキットでの高速走行への信頼性を意味します。4つの座席というのは私達にとっては非常に重要です。4人乗りの非常に速いスーパーカーなのです。これはとても素晴らしい組み合わせなのです。」

日産のモータースポーツを担っているNISMOは、特にSUPER GTやル・マン24時間レースなど何年ものレース参戦経験を生かしています。

パーマー曰く、日産の目標は、「2つを組み合わせ、その結果、最速の「NISSAN GT-R NISMO」*2でニュルブルクリンクを制覇することです。」

今回の最速ラップタイムは、ニュルブルクリンクで夏の初めから始まり9月最終日まで断続的に続いた何か月にもわたるテストとチューニングの結果です。

キャスト、クルー、ドライバー
日産は、4人のレースドライバーに運転を任せました。各ドライバーに最速ラップを記録するチャンスがあります。この4人とは、インフィニティ・レッドブル・レーシングのサードドライバーであるセバスチャン・ブエミ、NISMOグローバルアンバサダーでレーシングドライバーのミハエル・クルム、ツーリングカー(とニュルブルクリンク)のベテランであるアーミン・ハーネ、そしてニュルブルクリンクでの経験豊かな田中哲也です。

走るための準備
クルーがサーキットに到着し、車両の準備をしながら、最高の状態を見極めます。

クルムは以下のように述べています。「天候は完璧でした。涼しくて雨も降っていませんでした。風もあまり強くなかったです。私たちは午後、記録への挑戦をすることにしました。NISMO専用オプションパック*1装着の『GT-R NISMO』が使われました。」

この日、4名のドライバー以外に、準備のために運転をしたのは、パーマーと、日産で最もニュルブルクリンクでの経験が長いテストドライバーの加藤博義でした。加藤は、「ニュルブルクリンクでは約5,000ラップを走りましたが決して飽きることがありません」と言います。彼が最初にテストを行ったのは1988年でした。彼は、1989年に発売された「R32型スカイライン」を皮切りにこれまでの全てのGT-Rにニュルブルクリンクで乗ってきました。

開発エンジニアたちはニュルブルクリンクで夏から初秋にかけて「NISSAN GT-R NISMO」*2の微調整を行っており、加藤の技術的なフィードバックが必要不可欠でした。

また、ニュルブルクリンクでその日の最初に走るドライバーはいつも加藤なのです。

加藤は笑顔で言います。「これは安全のためです。ニュルブルクリンクはとても長いコースなので、山の斜面によって路面状況が異なります。その日の状況を確認してチームメンバーに伝えるのです。」

ドライバーとラップタイム
各ドライバーは2ラップずつ走ります。最初にセバスチャン・ブエミが走りました。

彼は以下のように語りました。「1回目は7分12秒でした。重量を減らすために燃料を抜き取ろうとピットに入りました。2回目は7分10秒以下という良いタイムで行けそうでしたが、バックストレートで燃料切れになり始めました。バドックには戻ることができましたが記録は出せませんでした。目標のタイムを出されたクルム選手を祝福したいと思います。」

そして最後にミハエル・クルムが走りました。彼の1回目のタイムは7分10秒でした。

最速記録
クルムが、2回目の走行で、7分8秒679でゴールし、ニュルブルクリンクにおける量産車最速ラップタイムを記録しました。

クルムは「NISSAN GT-R NISMO」*2のサーキットでの強さも一般道での強さも、このクルマのハンドリングの素晴らしさのおかげだと言います。

クルムは以下のように述べています。「クルマを楽しむためには、コーナーでのパワーとグリップのちょうど良い割合が必要です。『NISSAN GT-R NISMO』*2は、パワフルなクルマですがそのバランスがよいので、とても速く楽しいクルマです。」

結果的に、ニュルブルクリンクにおけるクルムの『NISSAN GT-R NISMO』*2のラップタイムは、NISSAN GT-Rが2012年10月に出した最速ラップの7分18秒を10秒上回るものでした。

  1. *1: NISMO専用オプションパックは、2014年夏頃にNISMO大森ファクトリー取扱いにて発売予定です。
  2. *2: NISMO専用オプションパック装着車

 

Nismo ニュルブルクリンク プレスリリース #2

プレスリリース

2013/11/19
ニュルブルクリンク タイムアタック ストーリー(ミハエル・クルム)

今年の初めからずっと「GT-R NISMO」プロジェクトに 取り組んできました。そして、その成果がこのラップで 試されようとしていました。そのときの緊張感が どれほどのものだったか、想像できるでしょうか。 私は左手で各セッティングが“R”モードになって いるかチェックし、準備を整えました。

1. スタート地点です。ここから計測が始まります。

2. ここで2速に入れます。出口で少しオーバーステアでした。タイヤはまだ100%温まって いない状態です。そして大変難しいセクション、Hatzenbachに差しかかります。ここでは5 速を使い、本当に高速で走行します。ここでは3速に落とさず5速を使います。

3. ここはものすごくタイヤのグリップがありました。スピードを上げられるし、すごくいい感じ で縁石もクリアできます。私たちは安定性を高めることに懸命に取り組んできましたので、 車両はとても安定しています。

4. 車両は縁石に乗っても大変安定しています。

5. そして超高速区間に入ってきました。5速に入れて、有名なFlugplatzに向かいます。ここ でも、車両にはとても安定感がありました。非常に速いスピードが出ているにもかかわらず、 車両のバランスが崩れることはほとんどありません。

6. ここで5速に入れます。通常、GT-Rでは4速で走りますが、「GT-R NISMO」ではダウ ンフォースのレベルが高いので、5速に入れることができます。

7. このSchwedenkrenzでは時速285km以上に達します。この左コーナーは5速。とて も速く、最も危険なポイントの一つでもあります。

8. この右コーナーで一息ついたあと、緊張しながらFuchsröhreに差し掛かります。自分で も信じられないほど速いスピードです。ここで再度5速に入れ、そして6速に。この左コー ナーでは全開です。ここで感じるGは相当なものです。

9. ここまでの最初のセクションは、これまでで最速のペースで走行していました。7分10秒 を切るという目標を達成するため、大変なプレッシャーの中で、私たちは本当に懸命に努力 してきました。そしてこのアタックはこの日最後のチャンスでもありました。

10. ここはこのコースで最も低速な区間で、2速で走ります。素晴らしいトラクションで走って います。すぐに6気筒エンジンの全開パワーを得ることができます。パワーの出方を最適に し、コーナー立ち上がりでマシンを安定させるために私たちは懸命に取り組んできましたし、 この性能に私は満足しています。ここからBergwerkに入っていきます。ここで左コー ナー。とても速いですね。ここは5速全開。とてもバンピーで高速ですが、ブレーキが素晴ら しかったです。

11. ここでは早めにアクセルを開けます。タイムを出すためにとても重要なポイントです。こ こでスプリットタイムを確認しました。3:14。ベストタイムです。これは本当に励みになりま した。これで大丈夫、ミスをしないで走り切ろう、と思いました。

12. ここもすごく高速で、とても危険な左コーナー。全開、とにかく全開で行きます。バンプも 見えますね。草地の中に突入してしまいそうな勢いです。とてもリスキーなセクションです。

13. ドライバーとして、心拍数の上がるセクションが続きます。そして、大変有名な左コーナー に差し掛かります。ここもノーマルGT-Rなら4速ですが、GT-R NISMOでは5速。ここで は時速200kmを超えます。

14. そして、少し速度が落ちます。ここでは少しリラックスできますが、心からリラックスはでき ません。極度の緊張レベルが少し低くなるイメージでしょうか。アタックから4分が経過し、集 中力を維持するのが難しくなってくるので、ミスをしないように気をつけなくてはなりません。

15. ここが有名なKarussellです。ここは2速という選択肢もありますが、私は3速で走りまし た。3速の方が車両の挙動が落ち着いています。この左コーナーのうねりは大変な難関で、 車両が浮き上がったり、体勢が崩れたりしますが、このラップではうまくクリアできました。

16. このコースで最も高い地点にあるHohe Achtは4速で走ります。このコースで私のお気 に入りのセクションです。4速で、有名なWippermannを迎えます。ハンドリングは最高に よくて、ダウンフォースを感じます。ここでショートカット、そして大きくジャンプしますが、そ れでも見事にラインをキープしています。グリップレベルは素晴らしかったです。

17. ここからギャラリーコーナーに入っていきます。ここも3速のまま。バーン、バーン、バーン とリミッターに当たっているのが聞こえていました。しかし、この方が10メートルだけシフト アップして、すぐシフトダウンするより効率的です。すべてが極限の状態です。

18. ここでもまた、アクセル全開のまま行きます。ここで全開にできるよう、今まで懸命に開発 してきました。縁石ギリギリを5速で通過します。

19. そしてここでビッグジャンプ。車両は完全に宙に浮いています。ここのフィーリングは最高 によかったです。そして左コーナー。最後はまたジャンプ。危険なセクションで、すごくトリッ キーです。5速で走りました。すごく狭いのに、すごくスピードが出ています。ここをドライブ することをイメージするのは大変難しいと思いますが、本当に想像を超えたセクションです。

20. この辺りから、フィニッシュを意識し始めます。残りはあと数コーナー。これまでの6分間、 全神経を集中してきました。そしてOK、あとはロングストレートだ…と思う前に、もう一つ、 右コーナーで踏ん張らなくてはなりません。

21. さあ、橋をくぐって、ここでもスプリットタイムを確認しました。6:26。テストでは6:30を 超えていましたから、このラップではいいタイムが出せるだろうと思いました。

22. ここで時速280km、290km、そして300kmを超えます。ここで右側に移って、そして 全開の左コーナーを306kmで通過。さらに加速し310km、6速のまま大きなGを感じま す。ここもドライビングが難しいところなので、うまくクリアできたのはラッキーでした。それ からまた縁石を越えます。車両の挙動はバンプがあっても素晴らしいものでした。

23. そして最後のコーナー。とにかくミスのないようにしました。そして7分8秒679というタ イムを記録しました。私はとてもハッピーでした。何ヶ月もの間、ずっと感じてきた多くのプ レッシャーから開放されました。このラップタイムを出せたことを本当にうれしく思います。

 

Nismo ニュルブルクリンク 写真

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Nismo ニュルブルクリンク ビデオ

This video is the record run.
This video is the development of the car and record run. Highly recommended watching.